本記事では、Java言語未経験の僕が、1.5ヶ月の学習で84点を取って合格(63点以上で合格)した方法を詳しくお伝えします。
JavaSilverとは
Oracle社公認のJava認定資格です。正式名称は『Java 11 Programmer Ⅰ』です。世界的に知名度のある資格で、Javaの技術力を証明するには、最も信頼性があります。
対象者 | 種類 | 技術力の証明 |
---|---|---|
上級者 | Java Gold | 業界標準に準拠した高度なスキルを証明 |
中級者 | Java Silver | Java 言語を使用したオブジェクト指向 プログラミングの基本的な知識を有することを証明 |
初級者 | Java Bronze | Javaアプリケーション開発に必要とされる基本的な プログラミング知識を有し、上級者の指導のもとで 開発作業を行えることを証明 |
※技術力の証明は、Oracle社のホームページから引用
Java言語未経験でもSilverから受験することをおすすめします。僕はそうしました。Bronzeの問題も一通り目を通しましたが、扱っている問題の大半がSilverと共通です。
受験費用も高いですし、Bronzeを持っていても技術力の証明としては少し弱いので、転職で有利に働くことはほとんどないと思います。行動力のアピールにはなると思いますが。
関連記事:【技術力を示すだけはダメ】その他大勢に埋もれない3つの対策:未経験からのエンジニア転職
実務経験無しの僕でも取ることができたSilver。しっかりと準備をすれば短期間で取れますので、エンジニア転職などを考えている方にはとてもおすすめな資格です。
取得メリット 名古屋での転職に有利?
僕は、愛知県でSESエンジニアをしているので、色んなIT企業の情報が入ってきますが、Javaを扱っている会社が圧倒的に多いです。次いでC#が多い印象です。製造業が盛んな地域柄から、業務システム系企業が本当に多くあります。WEB系企業は少ないです。ですので、特に愛知県でエンジニア転職を考えている方には、Javaプログラマとしての信頼を得られるJavaSilverはとてもおすすめな資格と言えます。
Silverを取ることで、基本的な文法から、継承・ポリモーフィズム・カプセル化などを理解することが出来ます。Silver取得後であれば、SpringBootなどのJavaフレームワークの学習コストも大変低くなります。
僕が行った学習方法
参考書として使用したのは『黒本:Java SE11 Silver』のみ。84点を取って合格しました。実際の試験でも黒本の問題に酷似した問題が多数出題されましたので、黒本の問題の傾向を覚えてしまえば、合格できます。『紫本』など他の参考書は使っていません。
学習時間
学習期間 | 2021年8月下旬~10月上旬 |
学習時間 | 約100時間 (平日2時間、休日3時間で16時間/週) |
平日は仕事が9:00始業でしたので、始業開始前の8:00~8:30までスタバで勉強。終業後、家で21:00~22:30まで勉強。休日は3時間程度の勉強をしました。
黒本での学習
黒本の構成としては1~11章の例題集で基本的な文法からAPI、例外処理などを学びます。12,13章は総仕上げ問題です。
僕は、1~11章を3周。12,13章を4周しました。
周回数 | 1~11章 | 12章 | 13章 |
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1週目 | 問題を解きながら、全ての解説を読む | 52点 | 48点 |
2週目 | 1週目と同様 | 58点 | 62点 |
3周目 | 不正解だった問題のみ解説を読む | 82点 | 86点 |
4周目 | 94点 | 98点 |
解説を読んでも理解できない問題は、Eclipse(エディター)に書いて実行しました。アクセス修飾子を変えたりするなど、色々試す事でより理解が深まります。
書籍では『スッキリわかるJava入門』で基本的な知識の補完ができます。Java学習の入口として僕はこの本を使いました。とても分かりやすく、飽きずに学習できるように工夫されていますし、Silverの試験内容をほとんど網羅しています。これからSilverを取得したいと考えているJava言語未経験者は、『黒本:Java SE11 Silver』と併せて持っておくことを強くおすすめします。
まとめ
しっかりと準備をすれば、Java言語未経験の僕でも取れる『Java Silver』。Javaの理解がとても深まりましたし、自信にもなります。今では一番好きなプログラミング言語になりました。
プログラミング未経験者が学ぶ言語として、Javaは中々選択されませんが、個人的にはありだと思います。愛知県での求人は多いですし、 『Java Silver』 を取る学習コストはそこまで高くありません。何をやりたいかにもよりますが、エンジニア転職を目指している方で、業務システム系の企業を狙うのであれば、是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
僕は、今後Javaを用いてSpringBootでWEB開発やスマホアプリの開発を学習していきたいと考えています。