ビューを社内に公開をしたけど中々見られない。。。
今回は、ビューを作成する前に考えておきたい内容をまとめていきます!
【Tableau】見られるビューを作るために考えておきたい5つのこと(ビュー作成編)の前編となります。
僕自身、Tableauを仕事で使い始めて約1年半が経ちますが、つい最近まで、社内に共有したダッシュボードが中々見られなく、とても悩んでいました。
作る前には実際にビューを見ることになるユーザーへの質問やヒアリングを行い、要件定義書を作ってすり合わせを行っていたのですが、的を得たビューが作れずにいました。
そんな時にDATA Saberを目指すべくApprenticeとして挑戦していく中で、様々なヒントが得られたので、業務経験も踏まえて一度考えていることを言語化して整理していきたいと思います。
本記事では下記の内容についてまとめています。
- ビューを作成する前に考えておきたい3つの内容
対象とするユーザーの課題を把握する
たくさんの人に見られる優れたビューは、明確な目的があり、対象とするユーザーにとって役立つものになっています。
明確な目的を決めるために、まずは対象とするユーザーが誰で、どんな課題を抱えているかを把握しておかなければなりません。
例として製造業では下記のような課題がありました。
・在庫状況を把握するのに時間がかかる
・計画に対する進捗が作業者に聞かないとわからない
課題の把握ができたら、それを解決するための手掛かりとなる情報は何なのかを洗い出すことで、対象とするユーザーにとって役立つものが見えてきます。
対象とするユーザーはどんな状況でビューを見るかを想定する
- 対象とするユーザーはその分野のエキスパートなのか、それとも初心者なのか。
- ビューをじっくり見る時間があるのか、それとも常に忙しく瞬時に判断しなくてはならないのか。
- 使用するデバイスは何なのか。(例:PC、タブレット、スマホ、大型モニタ)
- どこでビューを見るのか。(例:事務所、工場、外出先)
- どのくらいの頻度で見るのか。(例:毎朝9時、1時間に1回)
どんな行動を起こしたいかを決める
ビューを見て新しい気づきを得ることは大事ですが、それだけではデータの本当の価値を引き出したことになりません。
本当の価値は、得られた気づきに基づく行動で引き出されることになります。
計画に対して遅れが明らかになった場合は、迅速に見直しを行う必要がありますし、遅れが頻発しているのであれば、そもそもの計画方法を適切なものに変更かもしれません。
変更を行うにはとても大変な労力が必要になることもありますが、得られた気づきに基づいて行動を取らなければ、ビジュアル分析の取り組みは無駄になってしまいます。
まとめ
今回は、DATA Saber Bridgeのコミュニティ活動の一環として書きましたが、自分の考えをまとめるとてもいい機会になりました。
DATA Saberを目指す上で、まずは自分の考えを持つことが大事で、その伝え方を訓練していかなくてはなりません。
この記事が、どなたかのお役に立てましたら大変うれしく思います。
[参考文献]
・ビジュアルベストプラクティス
・ビジネス分析の原則10選