ビューの閲覧数がなかなか上がらない。。。
今回は、ビューを作成する時に気を付けておきたい内容をまとめていきます!
【Tableau】見られるビューを作るために考えておきたい3つのこと(事前準備編)の続編(ビュー作成編)となります。
DATA Saberを目指すべくApprenticeとして挑戦していく中で、様々なヒントが得られたので、業務経験も踏まえて一度考えていることを言語化して整理していきたいと思います。
本記事では下記の内容についてまとめています。
- ビューを作成する時に気をつけたい5つのこと
色の数を制限する
張り切ってビューを作成していると、多くの色を使いすぎてしまうことがあります。
色を使いすぎるとユーザーの視覚的な負担が大きくなり、分析に時間がかかってしまいます。
人が一度に区別できる色の数は7つと言われています。ビューの作成時も7つ以下に抑えるように注意しましょう。
個人的には4色程度に抑えることが多いです。メインカラー+信号色(青、黄、赤)
信号色は、色に意味を持たせることを意識しています。
青:安全
黄:注意
赤:危険
プレゼン資料などもそうですが、青色はポジティブな内容、赤色はネガティブな内容に統一して色に意味を持たせて使うことでユーザーが理解しやすくなります。
ツールヒントを活用する
ツールヒントの活用で、よりユーザーに伝えたい内容を効果的に見せることができます。
しかし、デフォルトのままではユーザーのことを考えた作りにはなっていないので、以下の点に気を付けて修正を行います。
・最も伝えたい内容を一番上にもってくる
・重要な項目は色を付けたり、強調して目立たせる
・不要な項目は削除する
少し整えるだけでもユーザーの理解は大きく向上しますので、忘れずに修正するようにしましょう。
読み込み時間を短くする
良いビューの条件として、読み込み時間が短いことはとても重要です。
いくら素晴らしいビューが作れても、読み込み時間が長くてはユーザーにとって役立つものにはなりません。
これはビューを作る前のデータ準備段階で考える必要があります。
私の経験から気を付けたい点はデータベースへの接続です。
レコード、カラム数にもよってきますが、データベースへのライブ接続は読み込みや更新速度を大きく低下させます。
そういった場合、抽出を利用してTableauServer上にできたhyperファイルへの接続ではるかに高速になります。
しかし、データの鮮度としては抽出の更新がされた最後の時間のデータとなるため、リアルタイムな情報が必要な場合には注意が必要です。
どうしてもリアルタイムなデータへの接続が必要な場合には、それ用にデータベース側でVIEWテーブルなどを用意し、随時発行されるクエリを最小限にする必要があるでしょう。
処理がデータベース側なのかTableau側なのかを意識して考えることが重要になります。
不要なものを除去する
ダッシュボードを作成するときに、不要なタイトルや凡例、軸のラベルなどは削除するようにしましょう。
情報過多になりすぎていないか、繰り返しダッシュボードを新鮮な目で確認する必要があります。
バンプチャートで作成したオリンピックの国別メダル獲得数のランキングを例に軸線とフィールドラベルの削除前と削除後の比較をしてみます。
軸線などはデフォルトのままにしがちですが、今回のように不要な場合は無くすだけでとてもすっきりします。
細かいところまで一つ一つある意味を考えてVizを作れるように気を付けていきたいところです。
他業界のダッシュボードを参考にする
自身が身を置く業界のデータを取り上げた、ダッシュボードばかりを目にすることがほとんどだと思います。
他の業界にも目を向けることで、たくさんの素晴らしいアイデアや表現方法が見つかります。
おすすめはTableau Publicです。
ここでは、オンラインで公開されている様々な優れたVizを閲覧、操作、共有できます。
見ているだけでも多くの学びがありますので、とてもおすすめです。
まとめ
私自身、製造業でTableauを使ってきているのですが、DATA Saberの活動を通して様々な業界のダッシュボードを目にすることが増えました。
本当に使い方が偏っていたなと。。。
社内外で一目置かれるようなビューを作るためにも、色々なビューに触れて多くの引き出しを持てるように頑張ります!