データベースに蓄積した設備データをWebアプリでグラフ化して共有する方法

ホリ

現場のタブレットから設備データを確認したい!

今回は、こういった悩みを解決していきます。

昨今、製造業では『スマートファクトリー』や『DX』に注目が集まっています。

その一環として、製造工程の設備データ(PLC)を一元管理して、定周期でデータベースに蓄積することがよくあります。

蓄積しただけで活用されないということがないように活用方法の一つを紹介していきます。

設備データを活用するケース

リアルタイムな設備データ(PLC)をどのデバイスからでも見られるようにすることで、現場での分析業務に活かすことができます。

複数の設備データを並べて表示することで、傾向を比較し、異常が発生した原因の早期発見に役立てます。

Webアプリケーションを公開する方法

ブラウザのWebページから参照する方法になります。

今回紹介する技術は以下です。

開発言語C#
フレームワークASP.NET WEBフォーム
デプロイ環境オンプレミス Windowsサーバー IIS
データベースPostgreSQL

具体的な手順

設備データのサンプルを準備する
データベースにテーブルを作成する

PostgreSQLにテーブルを作成して、CSV形式の設備データサンプルを新規登録する

【②PostgreSQLにCSVデータを新規登録する方法】設備データをWebアプリでグラフ化

プロジェクトを作成する

VisualStudioをインストールして、ASP.NET Webフォームのプロジェクトを作成する

【③VisualStudioで新規プロジェクトの作成】設備データをWebアプリでグラフ化

サーバーサイドの実装
デプロイしてブラウザで表示する

ソースコードをビルドして、WindowsサーバーのIIS上に公開する

WEBページにアクセスして、正常に公開されたことを確認する

【⑥ASP.NETのWebフォームをIISにデプロイ】設備データをWebアプリでグラフ化

まとめ

手順通りに行うことでWindowsサーバーにWebアプリを公開することができるようになります。

社内のネットワークに接続しているデバイスからであれば、どこからでもアクセスができます。

今回は、ソースコードを書く必要がある方法で専門的な知識が必要になりますが、昨今はBIツールなどノーコードでグラフ作成ができるソフトウェアもあります。

作成から保守まで内製で行いたいということであれば選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。